2008年01月26日
銀行規制の問題
すでに、皆さんご承知のとおり、1月8日、リンデンラボ社は『インワールド銀行に関する新規定』を発表しました。
この規定では、「2008年1月22日以降、適切な政府登録届出書あるいは金融機関設立許認可書の証明なしに、SL内に設置されたATMなど、いかなるオブジェクトからの(それがL$、あるいはリアル通貨であれ)投資に対する利息、あるいは直接的な利益の供与を禁止する」としています。
今回の規定は、高金利を餌にSL大衆から資金を集め、計画倒産して持ち逃げをする悪徳業者が後を絶たないことや、銀行がマネーロンダリングの手段として利用されていることをリンデンラボ社が危惧したことがその背景にあります。
しかし、この規定によって、多数の善良な預金者(あるいは個人投資家)と良識のあるSL金融機関が金銭的、精神的なダメージを受ける結果となったのは非常に残念なことです。
私も個人投資家として被害を被ったひとりです
ただ、よく考えてみると、インワールド内での銀行(BANK)とは何だったのか、よくわからない面がありますね。
つまり、RL企業がSLで営業活動をしている場合を除いて、大多数のSL個人商店はSL内上場企業を含め、自己資本比率100%企業です。なぜかと言えば、銀行借入れに依存した経営をする必然性がないからです。
SLの物価水準はきわめて低く、土地購入や維持費にはそれなりの資金が必要としても、個人の手元流動性を超えない範囲で行うのが普通です。例えば、SLの不動産を買うために住宅ローンを組むひとはいません。また、何かを買うために消費者ローンを必要とするひともいないわけです。
現在のSLでは貸出需要が存在せず、その意味ではSLに真の銀行業務は成立しないわけです。一部の銀行は、為替業務を行っていますが、為替業務はリンデンラボ社の寡占状態にあり、個人商店が参入できる余地は限られています。
こうしてみると、SLの銀行は、預金として集めた資金を株式、債券、投資信託などSL内の有価証券で運用するしかないわけです。したがって、SL銀行は銀行(BANK)と言う名前の投資運用会社、あるいは私募の投資ファンドに過ぎないことになります。しかも、高金利をうたって資金を集めているため、ハイリスク・ハイリターンの運用にならざるを得ないわけです。
SL銀行の実態は、極めて投機的な投資ファンドだった、わけですね。
預金者は、RLの預金と混同して資金を預けていましたが、実際には投資ファンドに投資したのであり、その意味では預金者もデフォルト・リスクを負うべきなのかも知れません。しかし、銀行という実態とはかけ離れた名称を使って資金を集めたことに関して、銀行経営者には預金者以上に重い責任があるのも事実です。
法律がない世界ですから、最終的には預金を補償するか否かは銀行経営者がそれに対してどれほどの責任を感じ、どれほどの誠意を持っているかにかかっています。そう考えると、 夢蘭銀行さんはよく頑張っておられると思います。桃弥銀行さんも債権回収に奔走されているようなので、最後まであきらめずに頑張ってください。
それから、預金者のなかには「銀行の必要経費を預金(ファンド)から賄うのはけしからん」との意見もあるようです。
しかし、これに関しては、RLの銀行でさえ、人件費や物件費は業務純益から必要経費として差し引かれ、経常利益を計算するのですから、その行為を責めるのは当たらないと思います(ただし、私的な流用がなければの話ですが)。
いまはSL株式市場の動向に注目しています。RLでもサブプライム・ローン問題で株価が下落し、SLでは銀行規制でやはり株価が下落しましたが、私個人としては、RL、SLともに中長期的には楽観視しています
◎夢蘭銀行さん
http://mpb.slmame.com/
◎桃弥銀行さん
http://toya.slmame.com/
◎SLSE JAPAN
http://www.slse.jp/
◎SL Capital Exchange
http://www.slwallet.com/

この規定では、「2008年1月22日以降、適切な政府登録届出書あるいは金融機関設立許認可書の証明なしに、SL内に設置されたATMなど、いかなるオブジェクトからの(それがL$、あるいはリアル通貨であれ)投資に対する利息、あるいは直接的な利益の供与を禁止する」としています。
今回の規定は、高金利を餌にSL大衆から資金を集め、計画倒産して持ち逃げをする悪徳業者が後を絶たないことや、銀行がマネーロンダリングの手段として利用されていることをリンデンラボ社が危惧したことがその背景にあります。
しかし、この規定によって、多数の善良な預金者(あるいは個人投資家)と良識のあるSL金融機関が金銭的、精神的なダメージを受ける結果となったのは非常に残念なことです。
私も個人投資家として被害を被ったひとりです

つまり、RL企業がSLで営業活動をしている場合を除いて、大多数のSL個人商店はSL内上場企業を含め、自己資本比率100%企業です。なぜかと言えば、銀行借入れに依存した経営をする必然性がないからです。
SLの物価水準はきわめて低く、土地購入や維持費にはそれなりの資金が必要としても、個人の手元流動性を超えない範囲で行うのが普通です。例えば、SLの不動産を買うために住宅ローンを組むひとはいません。また、何かを買うために消費者ローンを必要とするひともいないわけです。
現在のSLでは貸出需要が存在せず、その意味ではSLに真の銀行業務は成立しないわけです。一部の銀行は、為替業務を行っていますが、為替業務はリンデンラボ社の寡占状態にあり、個人商店が参入できる余地は限られています。
こうしてみると、SLの銀行は、預金として集めた資金を株式、債券、投資信託などSL内の有価証券で運用するしかないわけです。したがって、SL銀行は銀行(BANK)と言う名前の投資運用会社、あるいは私募の投資ファンドに過ぎないことになります。しかも、高金利をうたって資金を集めているため、ハイリスク・ハイリターンの運用にならざるを得ないわけです。
SL銀行の実態は、極めて投機的な投資ファンドだった、わけですね。
預金者は、RLの預金と混同して資金を預けていましたが、実際には投資ファンドに投資したのであり、その意味では預金者もデフォルト・リスクを負うべきなのかも知れません。しかし、銀行という実態とはかけ離れた名称を使って資金を集めたことに関して、銀行経営者には預金者以上に重い責任があるのも事実です。
法律がない世界ですから、最終的には預金を補償するか否かは銀行経営者がそれに対してどれほどの責任を感じ、どれほどの誠意を持っているかにかかっています。そう考えると、 夢蘭銀行さんはよく頑張っておられると思います。桃弥銀行さんも債権回収に奔走されているようなので、最後まであきらめずに頑張ってください。
それから、預金者のなかには「銀行の必要経費を預金(ファンド)から賄うのはけしからん」との意見もあるようです。
しかし、これに関しては、RLの銀行でさえ、人件費や物件費は業務純益から必要経費として差し引かれ、経常利益を計算するのですから、その行為を責めるのは当たらないと思います(ただし、私的な流用がなければの話ですが)。
いまはSL株式市場の動向に注目しています。RLでもサブプライム・ローン問題で株価が下落し、SLでは銀行規制でやはり株価が下落しましたが、私個人としては、RL、SLともに中長期的には楽観視しています

◎夢蘭銀行さん
http://mpb.slmame.com/
◎桃弥銀行さん
http://toya.slmame.com/
◎SLSE JAPAN
http://www.slse.jp/
◎SL Capital Exchange
http://www.slwallet.com/
SLの商業的利用価値は高まるのか?
太陽活動の活発化と海面水温の上昇で景気は回復トレンドへ?
RL経済が動揺するなか、SL経済は堅調に推移
SLの新規登録者数が急増!!!
底這いのSL経済
2010年のSL経済
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底這いのSL経済
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Posted by た~さん at 18:20│Comments(2)
│SL経済・金融資本市場
この記事へのコメント
はじめまして。
この件についていろいろな方が
意見や思いを記事にしていますが僕としては
こちらの記事がいちばんうなづくことができました^^
今後どのようになるのかはわかりませんが
早く解決するといいなぁと思います。
(僕は預金者ではないのですけど…)
この件についていろいろな方が
意見や思いを記事にしていますが僕としては
こちらの記事がいちばんうなづくことができました^^
今後どのようになるのかはわかりませんが
早く解決するといいなぁと思います。
(僕は預金者ではないのですけど…)
Posted by たださん at 2008年01月27日 00:33
たださん、コメントありがとうございます^^
私も早く解決すればいいと思っています。
でも、法律がないSLの世界では、きっとまた同じような問題が起こる可能性があります。
最終的には、自分で負えるリスクの範囲を確定しておくしかないのでしょうね。
私も早く解決すればいいと思っています。
でも、法律がないSLの世界では、きっとまた同じような問題が起こる可能性があります。
最終的には、自分で負えるリスクの範囲を確定しておくしかないのでしょうね。
Posted by た~さん
at 2008年01月27日 02:06
