2011年09月05日
孤宿の人
先日、通勤途中の地下鉄の車両のなかで、女性が本を読みながら涙していました。
泣ける小説に出会えるって、幸運なことです。
そんな話をSL仲間にしたら、『孤宿の人』を教えてもらいました。
宮部みゆきは、ほとんど読んだことがなかったのですが、どんなジャンルも書けてしまう宮部さんは素晴らしいです。
讃岐国、丸海藩――。この地に幕府の罪人・加賀殿が流されてきた。以来、加賀殿の所業をなぞるかのように毒死や怪異が頻発。そして、加賀殿幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう。無垢な少女と、悪霊と恐れられた男の魂の触れ合いを描く渾身の長編大作。
純粋無垢なほう、そして彼女を取り巻く人間たちのやさしさ、せつなさ、苦しみ、愛憎、恐怖、という心の動きが小説を通して伝わってきます。
宮部みゆきさんは、あまりにも、この小説の世界が広がりすぎて、連載途中で投げ出したくなったそうです。それだけ、奥深い作品になったということですね。
最後は恐らく泣ける。いや、泣かなきゃきけない。でも、泣けないひとだっている。
泣けることに期待しすぎると、た~さんのように、泣けないひともいるかもですwww
でも、読後感は心地よい、出会えてよかったと思える小説でした
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)
泣ける小説に出会えるって、幸運なことです。
そんな話をSL仲間にしたら、『孤宿の人』を教えてもらいました。
宮部みゆきは、ほとんど読んだことがなかったのですが、どんなジャンルも書けてしまう宮部さんは素晴らしいです。
讃岐国、丸海藩――。この地に幕府の罪人・加賀殿が流されてきた。以来、加賀殿の所業をなぞるかのように毒死や怪異が頻発。そして、加賀殿幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう。無垢な少女と、悪霊と恐れられた男の魂の触れ合いを描く渾身の長編大作。
純粋無垢なほう、そして彼女を取り巻く人間たちのやさしさ、せつなさ、苦しみ、愛憎、恐怖、という心の動きが小説を通して伝わってきます。
宮部みゆきさんは、あまりにも、この小説の世界が広がりすぎて、連載途中で投げ出したくなったそうです。それだけ、奥深い作品になったということですね。
最後は恐らく泣ける。いや、泣かなきゃきけない。でも、泣けないひとだっている。
泣けることに期待しすぎると、た~さんのように、泣けないひともいるかもですwww
でも、読後感は心地よい、出会えてよかったと思える小説でした
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)
Posted by た~さん at 00:05│Comments(0)
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