SL浪費生活

09年７～９月のSL経済統計が発表されました。年初からの好調が持続しており、07年後半から08年半ばまでの低迷期を脱して、新たな成長局面を迎えている、という感じがします。

09年７～９月のユーザー間取引高は１億5,000万ドル、前期比４％増、前年比５４％増となりました。過去１年間でみると５億ドルを超える規模ですから、08年のサモアのGDP程度の規模に達したことになります。比較対象がまだサモアレベルですから、大したことはないと言えばそうなのかもですがｗ



うち、Xstreetの販売高は4,200万ドル、前期比13％増、前年比72％増と絶好調！たしかに、Xstreetは便利ですから、クリエーターの方はXstreetを販売ツールの１つとして活用されたらいいと思います。リンデンの買収は、いまのところ成功でしたね＾＾



リンデンドル取引高は2,900万ドルと、前期から横ばい。つまり、RLからのニューマネーの投入量はさほど増えておらず、バーチャルワールド内で資金が回転しているわけです。



一方、ユーザーのログイン時間は総計１億1,800万時間と、前期の１億2,600万時間から６％減少しました。リンデンの説明では、BOTをBANしたことによる影響がでたとか。この数字をどう解釈すればいいか微妙です。BANされたBOTは一部でしょうから、これから影響が広がっていく可能性もあります。



今回の統計では、久しぶりに国別統計が発表されています。アクティブユーザー数、ログイン時間、ユーザー間取引高をみると、おおよそ米国４割、その他諸国６割となっています。



ユーザー間取引高の国別構成比でみると、米国が37％、イタリア、ドイツが８％、フランス７％、英国５％、そして日本４％の順です。日本人相手に商売していても限界があるということです。



接続時間にしても、日本は全体の４％に過ぎません。07年後半ごろは８％程度を占めていたはずなので、日本のプレゼンスは次第に低下してきています。日本経済と同様に低空飛行が続いているわけで、世界の潮流に完全に乗り遅れたかたちです。



日本の状況をみると、少し寂しい気もしますが、SL全体では成長を続けているということですので、SLファンとしては一安心な統計内容でした(..)(^^)(^。^)(*^o^)(^Ｏ^)


◎“The Seccond Life Economy - Thied Quarter 2009 in Detail”
https://blogs.secondlife.com/community/features/blog/2009/11/02/the-second-life-economy--third-quarter-2009-in-detail