ChinaQはSLだった!

た~さん

2009年01月03日 00:05


08年12月26日に正式オープンした“ChinaQ”へ潜入してきた^^ 

“ChinaQ”は、中国最大の固定電話会社China Telecom(中国電信)と神州恒基が共同運営するバーチャル・ワールドだ。


登録は簡単! アバター名と生年月日、メールアドレス、パスワード、本名、所在地、簡単な自己紹介などを入力すればいい。ただ、所在地の選択肢には中国の省・市・自治区と香港、台湾しかないため、た~さんは仕方なく台湾を選んだwww

あとは専用ビューワーをダウンロード。ダウンロード時間は4分と意外に短い。そして、ワクワクしながらログイン\(^O^)/

画面はこんな感じ。もっと、赤を基調とした画面かと想像していたが、中国にしては垢抜けている。



はじめて“ChinaQ”の大地に降り立った、た~さん改め「黒猫(へいまお)」。でも、なんだか膝が曲がってまともに立てない(TOT) 

操作の仕方は、ほんの数秒で理解できた。このビューワーはSLそっくり。というか、SLビューワーの中国語版なのである。「金子」という仮想通貨もある。ちなみに、交換レートは1元=1,000両金子となっている。



アバの調整画面もまさにSLと同じだ。これなら、“ChinaQ”にた~さんを移植することができるかも知れない。

恐らく“ChinaQ”はSLのOPEN SIMなのだと思う。ということは、将来、SLに連結することが可能なのだ。これは、まさに中国版のSecond Lifeだw(°o°)w



とりあえず、降り立った近くの街を散策してみた。明らかにマクドナルドを模倣したハンバーガーショップ。なかにいた人に「你好」と声をかけたが、まったく返事がない。

街の中にいる人たちは、みんな半分宙に浮いた状態になっており、まったく無反応だった。そのうち、た~さん改め黒猫も飛ぶことができなくなり、TPもできない。どうやら、システムが超不安定になっているらしい。



ナイキの専門ショップがあった。「近日開業」となっているので、そのうち“ChinaQ”でもナイキのシューズが配布されるのだろう。SLの製品をそのまま流用できるのだから、ナイキとしてはまったく手間いらずなのだ。すでに、“ChinaQ”にはIBM、DELL、BMW、NOKIA、SONY Ericssonなどが展示場を構えているようだ。

SLで販売している製品は“ChinaQ”でも販売できるのである。単純に言って、13億人の1000人に1人が“ChinaQ”に登録すれば130万人である。こんなデカイ潜在市場ができたからには、日本のSLクリエーターも参加しないわけにはいかないだろう。上手くいけば、宝の山になるかも知れない\(⌒ー⌒)/



しかし、中国政府もそこはしっかり心得ている。08年10月29日、国家税務総局は『個人がインターネットを通じて仮想通貨を売買して取得した収入から個人所得税を徴収する問題に関する回答(关于个人通过网络买卖虚拟货币取得收入征收个人所得税问题的批复)』を発出した。これによれば、仮想通貨を使った財やサービスの提供にかかわる収入は「財産移転所得」として純利益の20%、あるいは原価や合理的な費用を証明できない場合は売上高の3%を個人所得税として徴収することになっている。

これに関して、中国のユーザーは強く反発し、また個人の申告納税とされたことで、徴税の実現可能性に大きな疑問を投げかける向きも多い。しかし、中国政府は近い将来、“ChinaQ”のようなバーチャル・ワールドが大きく育ってくることをすでに視野に入れているのだろう。



“ChinaQ”に関しては、また続報をお届けしたいと思っている。


◎“ChinaQ”のサイトはこちら。
http://www.chinaq.com/web/
バーチャル・ワールド